埼玉県蕨市(JR蕨駅近く)のピアノ教室です。
幼児期〜社会人の方はもちろんのこと、シニア世代や障害をお持ちの方のレッスンも積極的に取り組んでいます。

目覚めよ!遺伝子

唐突ですが、食後の洗い物が「好きだ!」と思っている方は、何割くらいなのでしょうか?

わたしは、正直、面倒だなぁと思っていたのですが、「一度に全部洗わなくてもいい、疲れていたら朝洗ってもいい。」という方針にしたら、いつのまにか「洗い物が面倒。」という感覚が無くなっていました。

この現象は、「ツァイガルニク効果」と呼ばれているそうです。

脳の働きって面白いな、これをレッスンに活かせないかなと思い、「生命(いのち)の暗号」村上和雄著という本を読んでみました。

 

副題には「あなたの遺伝子が目覚める時」とあります。

 

30億もの情報が入っている遺伝子にはON、OFF機能があって、なんと、人間は、わずか5〜10%しかONにしていないのだそうです。

著者によると、感動などの前向きな感情が強く働くと、ONになるそうです。

「火事場の馬鹿力」も、窮地に立たされて急速にONが増えた結果ではと記されています。

 

そんな観点から考えてみると、レッスンでも当てはまることが。

練習に消極的だったけれど、童謡など知っている曲が多く載せられているテキストに替えたら、家でも弾くようになった。

「ビーニー動物園」は、楽しい・面白いと感じる曲集なので、お気に入りの曲に出会うと、合格をもらってからも毎回レッスンで弾いたり。

せっかくゴキゲンに弾いてくれたんだからと思い、そのたびにご褒美シールをあげるので、シールが5枚とか並んだりします(笑)

 

なによりも「気に入った曲」があるというのは、素晴らしいことです。

そして、徐々に音楽的な遺伝子情報のONが増えて、生き生きとした練習脳になっていくよう願っています。

 

 

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ピアノレッスンへの想いはコチラへ書いています。

よかったらご一読ください。

 

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流行りか否か
ピアノの先生のためのコーチ力―生徒を最高に輝かせる
ピアノの先生のためのコーチ力―生徒を最高に輝かせる

近頃ではテレビ番組まで出来ているコーチング
これは、スポーツの世界で活躍されている方が書かれた1冊。
レッスンに臨む指導者の時代に即した姿勢について書かれており、言葉の使いかた・生徒さんへの観察眼・質問の仕方について勉強になった。
ビシビシしごく厳しい先生にはなれない自分にとって、比較的適した指導法だと思う。

一番印象に残ったのは「先生は、自分なりのモットーを持って指導にあたりましょう。」というくだり。
モットー=教室の特徴にもなるのであろう。

わたしの生徒さんに伝えたいモットーは、なんだろうか?
○効率のよいフォームを習得してもらい、仮に中途でやめて数年後また弾きたくなったとき、できるだけ楽に始められるようにする。
○いつまでもピアノが好きでいるように。
○人と比べるのではなく、自分自身の個性を大切にする気持ちを持って演奏する。

今思っているところは、こんなところだろうか。
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されど基礎
ピアノ奏法の基礎
ピアノ奏法の基礎

一通り読んで、指導者の立場としてはある意味安心した。
自分が教えようと(大まかに)考えていたことは間違っていないのだなと。
しかし、演奏する立場から読むと、わかりやすく実用的にアプローチされているが、いざ実行となると一朝一夕というわけにはいかない部分も。

一生必要で大切な一冊だ。

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コーチング
「聞く技術」が子どもを伸ばす!
「聞く技術」が子どもを伸ばす!
伊東 明, 河北 隆子

最近まで知らなかったが「コーチング」という言葉があるとのこと。
カウンセリングのような手法かな?
そのコーチングに関する本をネットで調べていて、幼児のレッスンにも役に立つのではと思い、これを含めて2冊読んでみた。
この本は親子関係で書かれいるが、子どもと一定の時間接するという意味では参考にできる部分もある。
でも、難しいね。
高飛車過ぎてもいけないし、自由にさせ過ぎてもダメ。
わたしは「優しい先生」と言われることが多いが、そういう先生を不満に思う親御さんもいらっしゃるらしい。
うちのお教室にいらしている方がそうかどうかは・・・不明ですがたらーっ
でも、怖い先生にならなくても、しっかりとした指導はできるはず。
怖い態度は、自信の無さの裏返しという場合もあると思うし。

とにもかくにも、ピアノが上手に弾けても「ピアノ嫌い」という子どもにはなって欲しくないといつも願っているので、少しずつでもわたしなりの指針を作って行こうと思っている。

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練習は面白い?
21世紀へのチェルニー―訓練と楽しさと
21世紀へのチェルニー―訓練と楽しさと
山本 美芽

著者のお名前とタイトルに惹かれて、思わず注文してしまった本。
今の時代、レッスンにチェルニーは必要なのか?という問題提起。
余談ですが、わたしは「ツェルニー」と呼ぶなぁ。
ま、いいか。
わたしがピアノのレッスンを受けていた時代(1970年あたりから20年間ほど)は、いわゆるチェルニー全盛期だったようだ。
生徒の立場としては、練習曲(チェルニーなど)はつまらなくて、曲(ベートーベン、ショパンetc.)は練習していても面白いという意識があったらしい。
らしいというのは、わたしは実は・・・全般的にあまり「練習は楽しいワッ!」と思ったことがなかったので、練習曲と曲をえこひいきする気持ちが生まれなかったような気がする。
それでもピアノは好きでいたことが、これまた面白いかもしれない。

この本では、音楽の中でも各分野のピアニストのコメントや、世界の国々でのチェルニーの利用状況などが調査されていて興味深かった。
そして、チェルニーの内容に関する分析と問題点が提起され、チェルニーに代わる練習曲を、トレーニング重視〜曲想重視と難易度別にラインナップされているところが、大変参考になった。
買ってよかった、この1冊でした拍手

ところで、わたしは「練習曲は必要か?」と問われると、必要派かな。
この本の中で答えていらっしゃった必要でない派の指導者たちは、曲を練習する中で困難にぶつかったら部分練習でトレーニングして、その都度テクニックを向上させるとのこと。
それももちろんOKだけど、曲が仕上がるのに時間がかかるのでは?と思った。
日ごろから別個でトレーニングをしていると、部分練習の時間が減っていいのでは?
でも、あのリヒテルが非チェルニー派であったというのには驚いた。
いろんな道があるけど、たどり着く場所は同じなのかな・・・と思ったりふぅ〜ん

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